転職のこんな進化

実際に当社自身、もしくは当社の関与先で、活躍していただいている方々も少なからずいらっしゃいます。
職を失うというのは、間違いなくその人にとって大きな挫折です。 その時点で、そのことを嘆かない人はまずいないでしょう。
ただ一方で、われわれは、なにか大きなことを成し遂げた人が、自己の成功要因を省みる言葉などから、その人自身が過去に経験した逆境挫折失敗不運といったものが、その後の成功、その後の価値ある人生において、きわめて大きな役割を果たしてきたということを知っています。 そうした挫折を経験せずに順調なまま進んでいたら、やりすごしていたであろう重要な事柄について、突き詰めて考える機会を持つことができた(考えざるを得なかった)。
そういう意味で、挫折や失敗というものの価値をわれわれは認識しているわけです。 企業側の「会社に対する感情的しこりを残させたくない」という思惑、再就職支援会社の「早くサービスを終了したい」というエゴ、利用者自身が感じる周りからのプレッシャーや体裁面子見栄といったものによって、「自分にとって働くとはどういう意味があるのか」「これからの人生においてなにを実現したいのか」「どのような価値を社会に提供したいのか」といった「本質的な問い(就労観)」について考える機会が奪われてしまうとしたら、それは次への肥やしにならない「単なる挫折」になってしまいます。
やみくもに時間をかけることがいいとは思いませんが、何十年も働いてきたことの総括をしようと思えば多少の期間がかかるのはやむを得ないことです。 そうして熟慮し、頭や心のなかを整理して得られた結果は、ひょっとすると、周りから急かされて飛び乗った場合と、まったく同じ会社への就職活動ということになるかもしれません。

それでも、その方自身の納得感や、その仕事に新たに向かう姿勢は、なんら考える機会を持てなかった場合とは、大きく違うものになるはずです。 ですからわれわれにとっての品質基準は、あくまでも「利用者自身が納得して次の一歩を踏み出すこと」、そして「その転進先でイキイキと満足感のある仕事人生が送れること」だと考えています。
利用者自身の「これまでの仕事に対する思い」「これからの仕事に対する思い」を整理したうえで、新たに進むべき分野で期待される「知識」「スキル」「マインド」を、できるだけこの準備期間に育むことができるように支援しています。

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